陶芸(家)あるある
★窯たきすると地震くる
窯の中は「つく」という足の上に「棚板」というたいらな耐火性の板をのせ、
そこにぎっしり焼き物が乗っているというなかなかの瞬間芸術。
もともとある棚ではなく、焼き物の大きさや高さにあわせて つくを足し、高さを調節していきます。
そんなところに大きな地震がきたら、窯のなかで積み木崩しが起きてしまう・・・。
どうかどうか、窯焚き中の陶芸家のためにもそうでない人たちのためにも、
地震なんてきませんように。
★化粧掛けすると虫がとまる
化粧掛け・・・素焼き前の作品に白い泥をかけて素地を白くする作業。
その化粧土が乾く前は、ケーキにクリームがうすくかかってるような状態なので
ちょっとしたごみがくっついても跡が残ってしまいます。
この作業は晴れた日の屋外でする方が多いと思うのですが、そんな日は虫も元気に
飛んでいる。白い泥のかかったすてきな器の上で休憩した小さな虫の足跡も、作品を台無しにしてしまうんです。
ひまつり前だと、ひらひら舞い散る桜の花びらがついてしまうことも。