ヤキモノコラム その5

 

陶芸()あるある

 

 

 

★窯たきすると地震くる

 

 

 

窯の中は「つく」という足の上に「棚板」というたいらな耐火性の板をのせ、

 

そこにぎっしり焼き物が乗っているというなかなかの瞬間芸術。

 

もともとある棚ではなく、焼き物の大きさや高さにあわせて つくを足し、高さを調節していきます。

 

 

 

そんなところに大きな地震がきたら、窯のなかで積み木崩しが起きてしまう・・・。

 

どうかどうか、窯焚き中の陶芸家のためにもそうでない人たちのためにも、

 

地震なんてきませんように。

★化粧掛けすると虫がとまる

 

 

 

化粧掛け・・・素焼き前の作品に白い泥をかけて素地を白くする作業。

 

   

 

その化粧土が乾く前は、ケーキにクリームがうすくかかってるような状態なので

 

ちょっとしたごみがくっついても跡が残ってしまいます。

 

 この作業は晴れた日の屋外でする方が多いと思うのですが、そんな日は虫も元気に

 

飛んでいる。白い泥のかかったすてきな器の上で休憩した小さな虫の足跡も、作品を台無しにしてしまうんです。

 

ひまつり前だと、ひらひら舞い散る桜の花びらがついてしまうことも。